2019-05-27から1日間の記事一覧

「強制」と「報酬」による問題解決が社会全体のガバナンスコストを増大させる

「途上国や新興国のみならず、先進国においても新自由主義の論理と力学が、従来の社会的な紐帯や信頼を分断し、経済格差や意識格差を拡大し、個人を孤立(原子)化するリスクが顕著になりつつある」(p.51) 「ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)が低減…

「確信を持てなくするのが文化人類学者の仕事」

「為政者の仕事は世界を単純に語ることにあるのかも知れない。それを精査し、批判してゆく営為はもちろん大切だ。「確信を持てるようにするのが他の人たちの仕事、確信を持てなくするのが私たちの仕事です」(『解釈人類学と反=反相対主義』小泉潤二編訳、…