イチロー語録

イチローUSA語録 (集英社新書)

イチローUSA語録 (集英社新書)

デイヴィッド・シールズ編『イチローUSA語録』(集英社新書)より抜粋。

「そんなに打ってるとは知らなかった。たぶん知らなかったからそれだけ打てたんでしょう。数字が頭にあったらそれほどの好成績は残せなかったと思います」


「まだ英語も話せないし、プレッシャーは大きいです。ものの考え方や習慣が違うので、気をつかわなければならないこと、予想外のこともたくさんあります。しかしストレスの原因となることがあるとしても、それはそれで面白いと思います。ぼくが生きていることの意味を感じられるのは、そうしたことのおかげではないでしょうか?」


「それが問題だとは思いたくない」(アメリカの広いストライク・ゾーンに慣れるまで苦労したかと聞かれて)


「今日という日が終わってほっとしています。これからは明日のことを考えなくてはなりません」


「野球選手が誇りを持ち、威厳を保ち続けることはとても難しい。愛と憎しみは紙一重なのです」(A.ロッドがシアトルでの試合でブーイングを浴びせられたことについて)


「その日に調子が良かったか悪かったかを言うのはずっと前にやめました。そういう判断は他人に任せておけばいいんです」


「ぼくはいつも一生懸命プレーしようとしているけど、今日は結果が出ませんでした。でも、そのことを悔やんでもいないし、恥ずかしいとも思っていません。なぜなら、全力を尽くしたからです」


「ぼくが数字で満足することはあり得ません。なぜなら、数字が内容を反映しているとは限らないからです。目標を設定して、そこに到達すれば、そこで満足してしまって先へ進む努力をしなくなるでしょう。毎打席、何かしら学ぶべきこと、改良すべきことがあります。満足は求めることの中にあるんです」


***番外編***


「以前、アレックスは自分より先に結婚するなと言いました。でも、ぼくは結婚してしまいましたからね。それで怒ってチームを出ていったのかもしれません」(マリナーズを去ったA.ロッドについて聞かれて)


イチローが彼のヌード写真に雑誌はいくら払わなければならないかと質問された。
「彼らが消えてくれるならヌードになりますよ」
と、彼は答えた。それは彼らがきみを追い回すのをやめたらヌードになるという意味かと聞かれて、
「彼らがこの地球上から消えてくれたらヌードになるという意味です」
と答えた。