つれづれ日記:ワシントンDCと「10000(1万)」

だんだん本ブログのカウンターが10000に近づいてきました。偶然踏んだ方は、コメントでもして下さい。

ワシントンDCと10000という数字に何か縁はないかとネットで調べてみましたところ、やはりホテルや航空券の値段が圧倒的に多いですね。これはあまり面白くありません。他にいろいろ見ていると、ワシントンDCに関係があって10000(あるいは1万)という数字が出てくるトピックには以下のようなものがありました。

■ルフトハンザ航空、高度10000メートルからの高速ネット接続サービスを開始(2003年)
これすごすぎ。フランクフルト―ワシントンDC間で最初に試験運用が行われたそうだが、別にそんな高さでネットしなくても…。

アメリカ・ドルの紙幣の種類は11種類:1、2、5、10、20、50、100、500、1,000、5,000、10,000
これもショック。ワシントンDCと直接関係があるわけではないですが、紙幣を印刷している財務省証券印刷局がDCにあるということでピックアップ。実際に流通しているのは1, 5, 10, 20ドルの紙幣だけで、時々50ドルや100ドルも使われるが日常ではほとんど見かけない。それ以外の紙幣があったなんてつゆ知らず。10000ドル紙幣、見てみたい。ていうかこっそり失敬したい。(実際には過去に発行されたことがあるというだけで、一般に流通しているわけではないそうです。ちなみに10万ドル札も発行されたことがあるらしい。)

■ワシントンDCへ寄贈するため、1910年に注文された桜の台木の本数:1万5千本
なんだかちょっとしたDCトリビアの様相を呈してきました。これより前の1909年12月10日に、苗木2000本を積んだ加賀丸がサンフランシスコに到着。ところがアメリカ当局が苗木を調べてみると、害虫がたくさんついて病気にかかっていることが判明。アメリカ国内に入れるわけにはいかず、結局届いた苗木は全て焼却処分されることになってしまいました。焼却処分を知った当時の尾崎行雄東京市長は、約束を守るためもう一度苗木を贈ることに決定。今度は慎重深く計画を進め、農学博士の古在由直に害虫駆除と苗木作りの調査を依頼。この古在博士が農事試験場に注文した桜の台木の数が1万5千本なのだそうです。いまでも春になると美しく花開くポトマック河畔の桜並木は、こうした日米友好の歴史の故に存在していたものなのでした。

■2000年春の時点で、ワシントン首都圏のハイテク企業数は1万2364社、1万1937社のシリコンバレーを抜く。
これも意外でした。2000年と少し古いデータですが、まさかシリコンバレーを抜いていたとは。おそらく軍事産業が多いのでしょうね。

■今年1月20日に行われたブッシュ大統領の再就任式典で、2000万ドルの警備費用をかけて動員された警察と軍要員の数:1万3千人
トム・リッジ国土安全保障長官によれば、「史上最大の警備態勢」だったとのこと。この日はブッシュとイラク戦争に反対する数万人の人々が抗議集会のためDCに集結。警備に動員された要員の数は世相を反映した数字ですね。過去にここまで嫌われた大統領っていたのでしょうか。

以上のように、探してみれば意外とワシントンDCと1万という数字のつながりはあるのでした。