2005-01-14から1日間の記事一覧

桜井邦朋『大学教授―そのあまりに日本的な―』(地人書館、1991年)書評

自称「はみだし人間」(あとがき)による、日本の大学の閉鎖的な体質に対する告発には十分説得力があるし、著者の考えの多くは最もなものだと思う。日本人の場合、書物や論文、新聞を読む時に、批判的な目をほとんど持たずに読むのだという指摘(36〜37頁)…