2019-05-05から1日間の記事一覧

「巨大なる凡庸」としてのテレビ

「スイッチを入れれば誰でも簡単にテレビを楽しむことができます。テレビは、幼児から老人に至るまでのすべての人たちが理解することができ、共感することができるものを提示しなければならないのです。万人に理解と共感が可能なものとはすなわち凡庸なもの…

ルサンチマン(ressentiment)

フリードリッヒ・ニーチェ『道徳の系譜』岩波文庫、1950年、pp.95-97より 「苦しませることが最高度の快楽を与えるからであり、被害者が損失ならびに損失に伴う不快を帳消しにするほどの異常な満足感を味わうからである。苦しませること――それは一つの真の祝…