つれづれ日記:スキミング集団とグルだったゴルフ場支配人

sunchan20042005-01-22

(写真:スキミング警視庁のサイトより。)

昨日はブッシュ大統領の就任演説がありましたが、自分は新聞でしか見てないので、どれくらいの盛り上がりを見せていたのかは活字を通してしか知りません。今日の新聞(21日付)はInauguration特集の記事がたくさん含まれているので、少し読み込んでから何かそれについてエッセイを書いてみようと思っています。

とりあえず今日のネタはこれ。このあいだ柳田邦男の『キャッシュカードがあぶない』の書評を載せましたが、それに関するニュースを見つけました。

スキミング協力で逮捕の名門ゴルフ場支配人の転落――倒産した主犯男の会社に出資
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_01/t2005012018.html
ゴルフ場を舞台にしたスキミング窃盗団事件で、「協力者」として名門ゴルフクラブ支配人が警視庁など合同捜査本部に逮捕された。(中略)窃盗容疑で逮捕されたのは、「レイクウッドゴルフクラブ 富岡コース」(群馬県富岡市)支配人、遠山秀樹容疑者(51)。遠山容疑者は窃盗団の主犯格、藤原高広容疑者(33)にゴルフ場のロッカールームのマスターキーを渡した疑い。

昨19日朝、ゴルフ場から任意同行を求められ、当初は「おれはやっていない」と頑強に否定。捜査員の追及に夜になって犯行を認めた。遠山容疑者は藤原容疑者が経営する建設会社に400万円を出資していたが、この会社が倒産。「儲けさせれば投資金を返してもらえると思い、スペアキーを作らせた。(スキミングは)知っていたが、見逃していた」と供述している。 逮捕された11人の犯行グループのうち、4人は同ゴルフ場で19日、スタートする直前に身柄を押さえられた。

まあ、ありうる話だとは思っていたが、ゴルフ場の支配人がグルだったということになると、ゴルフ場の信用はがた落ち、セーフティ・ボックスがまったく「セーフティ」ではなかったことになり、記事でインタビューされている常連客も、「本当に信じられない。まさか支配人がグルだったなんて、ゴルフ場のイメージダウンは必至だろう。会員権相場も暴落してしまうじゃないか」と怒っている。

レストランなどでレジ係がスキミング犯罪集団とグルになっているという話も柳田の本の中で出てきたし、まったくもって油断もすきもない世の中になってしまいました。カードを他人に触れられるだけでも、スキミングに過敏になってしまいそうです。