安寿と厨子王、悲しき人買いの伝説

絵本や児童書の世界というのは奥が深い。
この分野に関しては自分もあまり強くないので、こういうのはやはり専門家の紹介に頼ることが多い。

どこで読んだのかは忘れてしまったが、あるところで誰かが「今でも『安寿と厨子王』を読んで涙する子供がいる」と書いてあったので、図書館で借りて読んでみた。

いろんなバージョンがあるが、自分が読んだのは日野市立図書館にあった菊田智・文、北島新平・絵のもの。
あらすじはこちらで見られる。

こんな悲しい話が日本の昔話の中にあったとは。今の福島県で実際にあった人買いをもとに作られたお話である。児童書だから1時間くらいで全部読める。

この話はのちに森鴎外が『山椒大夫』として小説にしている。