There they go again
選挙戦の流れを変える名演説でした。33分くらいからプロンプター(セリフ表示装置)が止まってしまったらしいので、そのあとはアドリブでしゃべってることになります。
17:15あたりでクリントンが "There they go again" と言って聴衆が爆笑するシーンがあり、どうしてみんな笑うのか自分にはまったくわかりませんでした。
1980年の大統領選で、当時の現職大統領だったジミー・カーターが討論番組で共和党候補のロナルド・レーガンをメディケアの問題で攻撃した時、レーガンがうんざり気味に
"There you go again"(また始まった)
と言って攻撃をかわしたことがあったそうです。それ以来、同じことを何度も繰り返し批判してくる相手に対して使うきまり文句になったとのこと。それをクリントンが皮肉ってもじって使ったから、爆笑したようです。
http://en.wikipedia.org/wiki/There_you_go_again
アメリカ人なら誰でも知ってるこういうエピソードを知らないと同じタイミングで笑うの難しいですね。言葉を学ぶ時は背景の文化や歴史も同時に学ばないといけないから、その国のことを本当に理解するのは外国人にはしんどいですね。