仕事が「幹」で恋愛・結婚・子育ては「枝葉」

 田嶋陽子『愛という名の支配』新潮文庫、2019年より。

 

「「生きる」とは、パンを稼ぐこと、仕事をすること。つまり、自分の世界をもつことです。仕事は替えてもいいから、やりつづけなくちゃいけない。人生にとって恋愛や結婚や子育ては、そこから生い茂ってくる枝葉なんです」(pp.222-223)