世界が狂気に陥っている時の羅針盤=戦争倫理学(加藤尚武)

戦争倫理学 (ちくま新書)

加藤尚武『戦争倫理学ちくま新書、2003年より。

世界中の「世論」が、戦争に向かって走り出したときに、踏みとどまって、世界が狂気に陥っており、自分こそが正気であると言えるために、私たちは自分自身の位置を正確に測定できるような、羅針盤を持たなくてはならない。それが「戦争倫理学」である。(p.18)